サンクチュアリ まつ田@塩小路高倉 京都市

最近思い出したことがありました。かなり昔に全国を放送でつないで競うという競技会があったことを。ずいぶん前の話です。第1回が開催されたのは1955年(昭和30年)8月。「全日本中学校放送陸上競技大会」がそれです。NHKの放送網を利用して日本中の競技場を実況中継で結んで、記録で競い合ったんですね。
オリンピックもタイムを競ったり、採点を競ったりする競技はオンラインでできるかもね。それが無理なら、地球のどこか孤島とか僻地に常設のオリンピック開催専用施設をつくって、4年に1回完全隔離状態で開催するというのはどうでしょう。ネットで有料配信にしたら、儲かりもするだろうし。スポンサーもつくだろうし。どんな状況でも安全・安心な大会になるかもね。

INDEX

  1. 問いかけ「あなたが熱中したことは何ですか?」
  2. しみてつコラム「もう一度笑いたい」
  3. ご購入のご案内

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揺れて歩く人々の問い Vol.22

テーマ:あなたが熱中したことは何ですか? 熱中していることは何ですか? 熱中したいことは何ですか?

熱中症は嫌だけど、時間を忘れて熱中できることがあるといいですね。がむしゃらに打ち込めることがあるといいですね。そういう熱量を社会にふり撒いて生きていきたいと思いませんか。写真の青年は自転車で日本1周中。人生の1時期を、ただ自転車で走ることに費やすのです。いい感じです。あなたの中にも、きっとあなたを熱中させる何かがあるはず。それを教えてください。
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今回も沢山のコメントをいただきました。
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熱中したのはソフトウェア開発です。最初はがむしゃらにただ動くものを目指して作ってましたが、無駄を削ぎ落とした不具合が少なくメンテナンス性の高いコード設計に美しさを感じるようになったあたりから夢中になり、熱中しました。
(鹿児島市M.Yさん)
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波乗り♫始めたのは遅く40歳前後ですが、理屈抜きでハマってしまいましたねw
ーー中略ーー
テント持参のサーフトリップにギターを持って行ってますよ♫
波乗りに出会えて、人生の幸せ度は200%になりました!
(京都市Uさん)
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熱中するというのが「好きなこと」「一生懸命すること」でれば、やはり私にとってはヨガですね。
でも好きなことだから、無理してるわけでもガムシャラに取り組んでるわけでもなく、もう人生の一部で日常で日々淡々と、でも途切れることなくずっと継続的にという感じです。・・・
(鹿児島市S.Nさん)
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詳しくはこちらからどうぞ。https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/permalink/2067645590051376/
コメントもぜひお寄せください。

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しみてつコラム「もう一度笑いたい」


年老いた妻を介護する、年老いた夫の話だ。
介護者だけを、家族だけを介護地獄に追い込まない。介護の負担を社会で分担し支える。それが介護保険の理念だという。しかし、この夫婦の日常を見ていると、ほんとうにそうなのだろうかと疑わざるを得ない。
「わかったようなことをみんな言うけど、介護の苦労がどんなにたいへんかは、介護している者にしか分からないだろうな」
夫(88歳)はつぶやく。妻(83歳)はアルツハイマー型の認知症が進み、生活のすべてに介助を必要としている。どこか施設に入れたいけどなかなか思うようにいかず、ヘルパーやデイサービスを利用しても生半ではない。
「自分では何もできないし。どうしたい、こうしたいも伝えることができない」
夫がいちばん手を焼いているのは排泄の介助だ。
「排泄障害っていうのかな。自分ではうまくできない。これが一日に何回も。その度に手当して、後始末、汚れ物の洗濯、掃除が続く。泣きたくなる時もありますよ」
「どうしてうまくできないの!」といけないとわかっていても、妻を怒鳴ってしまう。しまった、申し訳ないなと思う一方、いくら言ってもどこ吹く風という本人の様子に、また腹が立つ。
唯一の救いは、立場が逆でなかったことだという。
「妻が僕の介護をしていたとしたら……。そんなかわいそうなこと想像もしたくない。だからこれでよかったのだ」と。
大変な状況なのに、相手を思いやることは忘れない。その思いがあるから介護し続けられるのだ。大変な状況が愛の確認につながっていますねと言葉を向けると、〈ふふ〉と笑って夫は言った。
「そうかもしれないね。いい歳をして愛なんておかしいけどね。愛だね」
今度は〈ハッハハハハ〉と大きな声をあげて笑った。
そうしてしばらく黙り込んだかと思うと、彼の頬を涙が伝い落ちた。
「声をあげて笑ったのは何年ぶりだろうか。介護生活に入ってからは、笑った記憶がない」
妻の病ではない。彼から笑うことを奪ったのは明らかに「介護の苦労」だ。
「もう一度二人で、大声で笑いたい」
その言葉は力強かった。
梅雨の晴れ間を待って買い物に出かける。妻は留守番にもできないので、手をつないで、ふたりで近くのスーパーに向かった。夫は終始妻に語りかける。妻は笑っているように見えた。
夫の背中には、ここまで一緒に生きてきた幸せと、これからも一緒に生きていく覚悟が漂っているように思えた。
いい後ろ姿だと思った。
僕の耳には2人の笑い声が、はっきり聞こえた。

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