INDEX
- 横目流し目 13日の金曜日
- Prof. Tagawa の揺れる音楽道 #86
- 清水哲男のサンクチュアリ 居酒屋吉次郎
- 揺れて歩く人々の問い vol.99
- しみてつコラム お金は大切だ
- 清水哲男新刊書のご案内
- ご購入のご案内
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横目流し目 13日の金曜日
「今月の13日は金曜日だね。悪いことがあったらどうしよう」などと言う若い人がいたので、「君はクリスチャンか?」と聞くとキョトンとした顔をしてそこで話は終わってしまいました。そばにいた僕と同年輩の人が言いました。多分彼にどうして13日の金曜日は縁起が悪いのかとたずねても答えは返ってこないでしょうねえ。
13日の金曜日が不吉とされる理由にはいくつもの説がありますが、定かでないというのが定説です。でも「イエス・キリストが磔刑に処されたのが13日の金曜日」だとか「イヴによるアダムの誘惑も大洪水からノアが脱出したのもバベルの塔が壊されたのも13日の金曜日」だとかという説はありますが、いずれにしてもキリスト教圏の話ですね。だからクリスチャンなら13日の金曜日は縁起が悪いというのはわかりますが……。
僕は敬虔な門徒だった祖母に育てられたので、13日の金曜日だと言われても何も感じないし、それどころかクリスマスなんてのもよその国の行事だなどと教えられて育ちました。仏教徒というほどの自覚はありませんが、両親の葬式は仏式でやりましたし、お盆にはお寺にお参りしますし、まあ軽いけど仏教徒だといってもいいんでしょうねえ。まあ、織田信長が比叡山を焼き討ちした9月12日(旧暦)を縁起が悪いというならわかりますが(笑)。まあいずれにしても僕の宗教観、信仰観なんて大したことありません。アイデンティティの問題なんでしょうねえ。
同じようなことをお米でも感じました。「米離れが進んだらどうするんだ。食料安全保障上由々しき問題だ」とメディアでは深刻に語られていますが……。僕などはほとんどお米を口にしません。5キロもあればひと月以上持ちます。ふた月持つかもしれません。完全にお米離れしてます。周囲の人に話を聞くとお米がないと生きていけないという人はいませんでした。ましてや「安全保障」など意識して物を食っている人がいるのかどうか、僕にはちょっとわかりません。
お米を食べようがパンを食べようが麺類を食べようが、何を食べようがその人の選択に任せればいいと思いますが、問題は何を食べるにしてもすごく高くなっちゃったということですよね。そこんところなんとかして欲しいと思います。お米だけじゃなくてね、生活に欠かせないものが高くなり過ぎちゃって、国の食料安全保障を言う前に自分の食糧安全保障が問題、いや生存が危ぶまれる状況に思えてなりません。
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Prof.Tagawaの揺れる音楽道 #86
The rhythm of 4.6 billion years
The rhythm of 4.6 billion years
The sun sets. The sea vanishes into darkness.
Yet, unseen by human eyes, life’s story is deeply and quietly woven,
keeping time with the rhythm of 4.6 billion years.
And then the sun rises.
46億年のリズム
陽が沈む。海は闇の中に姿を隠す。
しかし、人の目の及ばないところで、深く静かに命の物語を紡いでいる。
46億年のリズムを刻みながら。
そして陽は昇る。
音楽:田川文彦
写真:清水哲男
制作著作:清水哲男事務所
©️F.Tagawa, T.Shimizu, and Office432
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清水哲男のサンクチュアリ
居酒屋吉次郎@東千石町, 鹿児島市
喫茶店みたいな造りだけど自らを「居酒屋」だと認めている。入り口両側の棚にはCD、レコードがびっしり。アップライトのピアノと感じのいい音楽が迎えてくれる。JAZZがほとんどだけど月1くらいでライブもやっている。店全体の雰囲気としてはウッディでナチュラルな感じ。だけど自然派(この場合人にナチュラルを押し付けるような嫌な感じを含んだ)などという感じでもない。
矢羽多吉次郎っておじさんとあかねちゃんというおねえさんがふたりでやっているのだが、このふたりの感じがまた自然なのだ。僕なんかは過剰にかまわれるのが好きではないので、半分放置するような接客が逆に落ち着けてけっこう気に入っている。
居酒屋らしくない居酒屋なんだけど、けっこう肴も美味いし酒も美味い。あかねちゃんが料理上手くって。何食っても美味い。ひとりで料理しているので、忙しくなるとちょっと大変だなあと同情しながら肴待ちの間に酒が進む。「ちょっと時間かかるよ」と吉次郎さんはつっけんどんに言うが、困った表情をする客はいない。
なんといっても日本酒がね、種類は多くないけど安くで飲める。この間も一の蔵が1合500円だったし、最近は僕の大好物山形の大山十水(600円)を入れてくれててね、これがいいんです。純米酒は正1合600円から。もちろん焼酎もいい。銘柄は多くないけど、鹿児島の普通のおじさんが普通に晩酌する銘柄を置いている。生ビールも瓶ビールもハートランド。
肴はおすすめがカウンター上のホワイトボードに。何でもあるよという感じだ。個人的にはつき出しが気に入っている。夏場は冷奴が多いがあかねちゃんお手製の山椒の醤油漬けが乗っていたりで、それだけで1合はいける。刺身はその日入った新鮮な魚を。焼き物、揚げ物、炒め物、煮物と何を食べても美味い。梅干しにらっきょなんてのもね。夜の定食(1600円)もあるし、おかずつつきながら飲むっていうのもいいね。
美味い肴に舌鼓を打ちながら、吉次郎さんと音楽の話に興じる。ジャズはもちろんフォーク、ロック、クラシック、それに歌謡曲までジャンルはひろい。ふらっと訪れて、ジャズピアノの巨匠渋谷毅さんがタバコ片手に片手に碁を打っている姿に出くわすこともある。実に渋い酒場だ。
鹿児島市東千石町 8-29 南国タクシービル2階
17:30〜
定休日 火曜日、水曜日
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揺れて歩く人々の問い vol.99
朝ごはんに限って言うと、あなたはご飯派ですか? パン派ですか? あるいは何を食べていますか?
僕はお米をあまり食べません。だから、「令和の米騒動」って聞いて、ああ、みんな大変なんだなあと思ってしまう。朝はヨーグルトにミルク、パンをひとかけ。昼はお蕎麦かうどんかパスタ。夜は主菜だけでご飯は食べないし……。「あなたの主食はなんだ!?」と言われてしまいそうですね。
そこであなたにおたずねです。朝ごはんに限って言うと、あなたはご飯派ですか? パン派ですか? あるいは何を食べていますか?
写真はある日の朝ごはん。バナナにヨーグルト。乗っているのはりんごゴロゴロジャム。
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高山 富士子さん
私、清水さんの分までご飯食べてるかもな。朝は基本ご飯で昼は麺、夜はつまみなんだけど、今は父がいないのでご飯とか麺。たまに朝パン。
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松園 功さん
完璧にパン。それも全粒粉の胚芽パンです。その代わり一緒に、チーズ、ヨーグルトに野菜。
ヨーグルトはドライフルーツ等を前日から浸して食べてます。飲み物はコーヒーと青汁ですね。玉子焼きや茹で玉子も食べてます。
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山田 正博さん
毎朝キノコ類とか押麦で量マシした玄米の炊き込みご飯を納豆と一緒に食べてます。高目の血糖値対策なんですけど習慣化しました。弁当にもその炊き込みご飯を詰めて出勤してます。
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Chi-b Hasegawaさん
もう10年以上ずっとパンです。食パンにミニトマトのスライス、卵の黄身、こんがりチーズを乗せて、ハーブ・スパイスをかけて焼いたものとコーヒーです。母が生きていた頃は毎朝、炊きたての御飯に干物や卵焼き味噌汁漬物などでした。本当はその方が力がついて元気に動けるんですが、どうしても独りだと簡単にしてしまいます。
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Masako Fujiiさん
宇治のうみたて卵を2個入れただくだくの卵かけご飯です。それを日替わりで専用醤油やゴマ油と塩と青海苔でとか、ごはんですよ+青ネギみじん切り、明太子+マヨ等日替わりで楽しみます。
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コメントいただいた皆さん。ありがとうございました。コメントは以下のページから。
https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/posts/3252165298266060/
次回はいよいよ100回目です。それに相応しい問いかけはライブ配信時に発表します。〈揺れて歩く人々の対話テーブル〉でお気軽にコメントくださいね!
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しみてつコラム
お金は大切だ
「広告は社会を映す鏡だ」と誰かが言っていたような気がする。
近頃気になるCMがある。鹿児島の地銀、鹿児島銀行のゆるキャラというか、しろどんが宇宙を飛び回りながらうたうのだ。
カギン ヨキーン
ヨキン カギーン
あなたがヨキンをしてくれるまで わたくし地球に帰れませーん
なんだかふざけた感じだ。ふざけたというより、銀行の品位を疑わせるような内容だと思わないか? 銀行ってもっと理性的な存在だと思っていた。だって社会のインフラだと言っていいもの。銀行と消費者、特に若い人たちとの距離を縮めるための手法だということもわからなくはないが、それにしてもだ。
他にも気になるCMがある。法律事務所のそれだ。過払い金返金請求の広告を目にする度になんだかなあと思ってしまう。消費者金融やクレジットカード会社などに対して利息制限法を超える金利で借金をして、結果的に払いすぎた利息の返還請求はありだと思う。しかしその広告表現はいかがなものかと。「小遣い稼ぎのつもりで……」などというのはその最たるものかと。
なんだかね、「すべてお金ですか!?」とお金を持ってない派の僕は思う。
確かに必要なお金は必要。それは間違いない。お金は大切だ。だけどそれだけで、お金だけでいいのだろうか。NHKでは世の中のすべてをお金化するような番組もあるし……。お金よりも大切なものはなどと問うと、そんなもんあるわけないだろって言われそうだな。
とはいうものの、そんな僕もお金が欲しいのはいうまでもないが。
よーく考えよーお金は大事だよ〜🎶
頭の中で誰かがうたってる。
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著者が本著の中で目指したのは流れ行く時間の可視化です。身の回りの何気ない風景、漂う空気、そして人々との出会いを縁に時間を紡いでいきます。
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価格:2420円(本体2200円+税)
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最後までおつきあいありがとうございました。
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次号は6月27日(金曜日)配信予定です。
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