サンクチュアリ 一条@西之表市東町

最初の緊急事態宣言が発出された2020年4月7日の東京の新規感染者数、あなたは覚えていますか?  87人ですよ。87人。それで僕たちは右往左往おびえてびびって……。それから1年以上経った21日の東京の感染者数は843人、ほぼ10倍です。検査数は8,244件。10人に1人以上が陽性なのです。全く状況は改善されていないということですね。この1年のみんなの頑張りはなんだったんだろうと、そんな思いでいっぱいです。首都圏、京阪神に3度目の緊急事態宣言が発出されようとしています。ワクチン接種が行き渡るまで、しっかり人流を止めた方がいいと思っているのは僕だけでしょうか。ずっとこんなことを話題にしているようで、イヤんなってきましたね。
でももう一踏ん張りかな。余計な外出はしない。どうしても外出が必要な時は、うがい手洗い、消毒をこまめに。できることはきっちりやりましょう。

※今回も「ゆらゆら劇場」はお休みします

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「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」発刊1年を迎えて。

「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」は、多くの皆さんのご支援に支えられて2020年4月20日に上梓され、この4月20日にまる1年を迎えました。本当にありがとうございます。
この1年は清水哲男と清水哲男事務所にとって我慢の1年でした。書籍流通や書店に頼らず、自ら企画したイベントを実施することで書籍の普及に力を入れてきた私たちにとって、新型コロナウイルスの感染拡大はこれ以上ないほど苦しい現実でした。この間に実施できた写真展は京都市内での1回だけでした。それでも大勢の皆さんにお運びいただき、写真をご覧いただき、本を手にとっていただきました。そのことが、その後の清水哲男の京都及び関西での活動の礎となり、清水哲男事務所・京都(https://office432.kyoto)の開設にもつながりました。鹿児島、その他の地域でも、皆さんのお力添えで、少しずつではありますが普及部数も増えつつあります。しかし我慢が続いている状況に変わりはありません。
今年3月の緊急事態宣言解除の後、感染防止対策をとった上でのイベント開催をという声もありましたが、それが時期尚早だったことはその後の状況が明らかにしています。
清水哲男と清水哲男事務所も発刊1周年を期して、皆さんと一緒につくったこの本をさらに多くの人の手に届けたいと思っていますが、いましばらく、ワクチン接種が多くの人に行き渡るまで我慢を続けたいと思います。
「それでは鮮度が薄れる」
そんなご心配もいただいておりますが、この本で伝えたかったことはとても普遍的なテーマで、1年たったから、2年たったから、古くなるというものでは決してありません。時代を超えて伝えていくべきテーマだと確信しています。
秋から冬にかけてになるでしょうか。この感染拡大の状況が改善されたら、一気に動きたいと思っています。この1年開催を見合わせてきた、鹿児島、京都、大阪、名古屋その他の都市での写真展、イベントを実施してまいります。見通しが立ちましたら、順次スケジュールをご案内致します。
どうぞよろしくお願いいたします。
2021年4月20日 清水哲男

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揺れて歩く人々の問い Vol.18

テーマ:あなたにジンクスや験を担いでいることはありますか? それはどんなことですか? それがもとで実際に悪かったこと、良かったことはありますか?

「黒猫が前を横切ると不吉なことが起きる」「猫が顔を洗うと雨がふる」「阪神が優勝すると異変が起きる」「はじめの1歩を左足から出すと必ずコケる」等々、世の中にはジンクスなるものが山ほどあります。本来は縁起の悪いことを言いますが、「茶柱が立つといいことがある」のように、日本では縁起のいいことも含めて言うようです。験(げん)担ぎ、ですね。
そこであなたに質問です。あなたにジンクスや験を担いでいることはありますか? それはどんなことですか? それがもとで実際に悪かったこと、良かったことはありますか?
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今回もコメントをいただきました。
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娘が昔、高校受験をした時の事をふと思い出しました。必死で勉強してるのに何もしてあげられないなぁと悩んで見つけた験担ぎは合格祈願シリーズのお菓子を買うことでした。キットカット(きっと勝っと)、カールの うカール、LOOKチョコの 受かルック等々・・・
(京都市M.Fさん)
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気になる(後略)部分など詳しくはこちらからどうぞ。https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/permalink/2023413717807897/
コメントもぜひお寄せください。

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しみてつコラム「揺れ続ける大地の上で」


熊本地震から5年がたった。僕はあの日入院した母を見舞うために京都にいた。鹿児島に戻る前日だった。
最初の揺れは4月14日の夜9時半頃だった。テレビを見ていた酒場の酔客が「ええっ!」という頓狂な声をあげた。「九州がえらいことになっている」と。電話をすると鹿児島もかなり揺れたが、大丈夫だという。予定通り17日に帰ると伝えて電話を切った。
翌朝のニュースでは、九州で観測史上初の震度7を記録したこと、熊本で大きな被害が出たこと、余震が続いていることなどが報道された。そうして16日の未明再度震度7の地震が起きた。震度6の地震も数回起きていた。ただ事ではない。そう思った。
何とか近しい人たちの無事が確認できると、もう一つの不安が頭をもたげた。川内原子力発電所に影響はなかったのだろうかと。京都にいると川内原発についての報道はほとんどないし、鹿児島県内の震度に関しても詳細には伝えられていなかった。
薩摩川内在住の知人に電話をかけた。彼は元九州電力の職員で、地域の避難計画策定にも関わった人だった。
川内原発がどうなっているのかと少々不安だと言うぼくに彼は答えてくれた。
「報道関係者や議員さんは状況の報告を求めているようですが、行政も九電も想定内の事項として処理してるようですよ。想定内だから問題はないと。でも、原電の現場の職員らにはずいぶん緊張感があると思います。薩摩川内市民は表面的には冷静なようです。少しだけ話したところ、どっちにしろ腹くくった気分でいるようです。久見崎の元同僚は……」
と。
テレビのワイドショーでは多くの地震専門家が、今回の地震様々な側面で想定外だ、いままで経験したことのない揺れだ、という発言を繰り返していた。なのに、行政も九電も「想定内」を繰り返していたし、当時の原子力規制委員会も「運転停止の必要なし」と決めつけていた。ほんとうにそうなのだろうか。地元の人々の気持ちはどうなのだろうか。そんな思いに駆られたことを覚えている。鹿児島に戻った僕がすぐに薩摩川内に向かったのは言うまでもないことだ。
熊本地震から5年。日本列島はずっと揺れ続けている。地震は災害であるとともに警鐘だ。何に対する警鐘なのか、そのことをしっかり考えないとと思う。

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「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
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