サンクチュアリ とり平総本店@新梅田食堂街,大阪市北区

大阪での写真展が終わったと思ってひと息ついていたら、あらま、もう4月が目前。4月19日からは恒例になった京都文化博物館JARUFO京・文博での写真展「笑う力」がはじまります。まだひと月近くあるじゃないかと思っておられる人も多いでしょう。しかしこのひと月足らずで準備をするということ自体に無理があるのです。いや、準備自体はコツコツと続けてきましたよ。テーマを決めて、写真を撮りに駆けずり回り、選択してなどというのは、やっつけ仕事ではできないですからね。そういった積み重ねをこのひと月足らずのうちに確実に形にして京都に移動し、設営して、みなさんのお越しをお待ちするわけです。できるかどうかじゃなくて、やり切らないとねと固く心に決めた清水哲男です。

INDEX

  1. Prof. 田川文彦の揺れる音楽道「今日を生きる:Living for Tomorrow」
  2. 〈清水哲男写真展「笑う力」〉開催間近です
  3. 揺れて歩く人々の問い vol.55
  4. しみてつコラム「胸の奥底に」
  5. しみてつのちょっと気になる店「ふる里」
  6. ご購入のご案内

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Prof. 田川文彦の揺れる音楽道

今日を生きる:Living for Tomorrow

今日を生きる:Living for Tomorrow

https://soundcloud.com/yurete_aruku/living-for-tomorrow
I will see my tomorrow with my own eyes. I want to seize tomorrow with my own hands. That’s why we live today.
自分の明日は自分の目で見る。明日をこの手でつかみたい。そのために今日を生きるのだ。
清水哲男写真集「揺れて歩く」サウンドトラック https://soundcloud.com/yurete_aruku

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〈清水哲男写真展「笑う力」〉開催間近です

恒例の京都文化博物館別館 JARFO京・文博での写真展、今年もやります。

清水哲男写真展「笑う力」

どんな逆境にあっても、どんなに悲しくて辛くても、人は笑う。
笑う力は生きるエネルギーとなり、人は人生という透明な軌道を走っていく。

2022年4月19日(水)〜5月4日(木)
11:00〜18:00(最終日は16時まで)
4月24日(月)25日(火)は休廊日
清水は毎日在廊いたします。

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揺れて歩く人々の問い vol.55

テーマ:「あなたが疲れた時にあなたの脳が欲しがる甘いものはなんですか?」

疲れた時には脳が甘いものを欲しがると言いますが、あなたが疲れた時あなたの脳が欲しがる甘いものはなんですか? ある高齢の美術関係者は、ポケットにいつも黒糖を小袋に入れて持ち歩いていると。アーティストを相手に議論すると、すぐに脳が疲れるんだそうです。「何を言ってるのか分からなくて」と。
さて、あなたはどうですか?

ーー
F.Mさん(鹿児島市)
水俣の柳家本舗美貴もなかです
あ、、疲れてなくても食べます🤣
いやもしかするとずっと疲れているのかも……
ーー
F.Tさん(名古屋市)
甘いもんはいらんなー。梅干しとかならまだ。
ーー
T.Sさん
私の血はチョコレートです。
ーー
M.Yさん
疲れた時は甘いお誘いが好物ですね〜
ーー
R.Sさん(鹿児島市)
中村屋の柚子、煉ではなく小豆羊羹です‼︎
冷蔵庫に常備しております♪
ーー
M.Fさん(京都市)
甘い誘い希望🤣
私は色恋じゃなくお酒の誘いがええなぁ
今、とてもとても疲れてます
ーー
ということで、詳細は以下からどうぞ。
https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/posts/2600254063457190/

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しみてつコラム「胸の奥底に」

写真は本文とは関係ありません

馴染みの寿司屋の大将は言った。
「俺ぁ仕事やめるばってん。店閉める」
ある農夫は言った。
「サトウキビの収穫が終わったら、しばらく建設現場で働く」
ある漁師は言った。
「漁に出るより海上タクシーした方が実入りはいいよ」
島に移住し長く暮らしていた男が言った。
「そろそろ本土に戻ろうかと思っている」
何かが変わりつつある。久しぶりに種子島に行ってそう思った。
西之表市内はどこか空気が落ち着かない。空気がザワザワしているのだ。出会う人の声は二分されている。おおよそが「にぎやかになっていいじゃないか。経済も潤っているじゃないか」という声と、「なんだかバブルみたいだ。いつかはじけるんじゃないか」という声だ。
種子島は今、馬毛島の自衛隊基地工事に沸いている。本土から夥しい数の工事関係者がやってきて、宿泊施設も飲食店もにぎわっているのだ。
寿司屋の大将が店を閉めると言ったのは、忙しいのはありがたいがゆっくりのんびり商売ができなくなって、仕事が楽しめなくなったからだと。農夫が基地建設現場で働くと言ったのは、農協が紹介してくれる仕事の多くは日当2万円前後、月収70万円以上という職種もあるからだと。漁師が海上タクシーをやると言ったのは、漁協からの馬毛島に建設作業員を渡す仕事の日給が9万円近くになると聞いたからだ。本土に戻ると男がつぶやいたのは、落ち着いて静かな暮らしが望めそうにないからだと。
みんなそれぞれの事情を抱えている。その事情のために様々な決断をする。しかし彼らの決断の根っこには、馬毛島の自衛隊基地建設工事がある。工事の計画では完成は4、5年先だと言われている。少なくともその期間地元の経済は潤うのかもしれないし、そう期待する声は大きい。それを求めて西之表市民の声は基地建設反対から賛成へと大きく舵を切った。だがその先はどうなるのだろう。
種子島ではただでさえ休耕地が目立っている。後継者難が大きな理由だが、この工事は種子島の農業にどんな影響をもたらすのだろう。漁業にはどうだろう。なんだか5年後に種子島がガラッと変わっていそうで不安だ。
そんな話を別の農夫にした。彼は言った。
「農夫の誇りと意地がある。漁師の誇りと意地を口にする連中もいる。工事に出たり、海上タクシーをやったりしているもんの胸の奥底にも誇りや意地もあるはず。でもいちばん大切なことは……」そこで彼は言葉を飲み込むようにして黙り込んだ。
「いちばん大切なことは?」そう言って彼の顔を覗き込んだ。彼は思い切ったように言った。
「歪みと分断を生み出さないことだ」と。そのためにも「それぞれの胸の奥底にある誇りを大切にすることだ」と。

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「しみてつのちょっと気になる店」
ふる里@四条大宮, 京都市中京区

https://www.instagram.com/p/CqCdyaJvPjt/

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「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
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