サンクチュアリ 明ごころ南店@jr京橋駅北口, 大阪市都島区

今年の啓蟄は3月6日。冬眠していた虫や生き物たちが、長い眠りから覚めて穴から這い出る日ですね。春ですよ!って。穴から這い出るといえば、僕清水哲男も人生の長い冬から未だに這い出ることができないような(笑)ずいぶん若い頃占い師に言われたことがあります。あなたは大器晩成型だ、と。だから焦らずじっくりやりなさい、と。で、じっくりやってきたわけですが、僕の晩期とはいったいいつくるのだろうと思ってしまいます。だって歳が歳だから。とはいえ人生の啓蟄は必ずくると信じて、亀のようにゆっくり進もうと思う清水哲男です。

INDEX

  1. Prof. 田川文彦の揺れる音楽道「日々訥々」
  2. 〈写真展「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」最終章〉終了しました
  3. しみてつコラム「大きな背中」
  4. 揺れて歩く人々の問い vol.54
  5. 「しみてつのちょっと気になる店」
  6. ご購入のご案内

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Prof. 田川文彦の揺れる音楽道

日々訥々:I live mumbling a little bit, every day.

「日々訥々」

https://soundcloud.com/yurete_aruku/chiduru-live-mumbling
人生は思うほど平坦な道のりではない。喜怒哀楽という言葉が示すように様々な出来事にあふれ、様々な思いにかられる。その度に声をあげて笑ったり、泣いたり、驚いたりくやしがったりする。舌打ちをしたり声を発したり、口ごもって言葉が出ない。「人生などというもんは口ごもってばっかりの毎日や」千鶴はそう言って笑った。
清水哲男写真集「揺れて歩く」サウンドトラック https://soundcloud.com/yurete_aruku

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〈清水哲男写真展「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」最終章〉
無事終了いたしました。

2月23日より28日までの6日間、大阪天王寺区桃谷のCafe gallery SpaceMu様で開催いたしました〈清水哲男写真展「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」最終章〉は、お陰様を持ちまして無事終了しました。お運びいただいたみなさん、お力添えいただいたみなさん、ほんとうにありがとうございまた。
ながく「揺れて歩く」をテーマに写真展を開いてまいりましたが「最終章」としたのは、母が亡くなりこれがひとつの区切りであるとして考え抜いた結果のことでした。従来既存の紙焼きをすべて見直して新たに準備し、また展示の在り方も従来のゾーン、配列をすべて見直しました。今まで何度となくこのテーマでご覧いただいた方からも「まったく違ったものを見ているようで、すごくよかった」「死という重いテーマを暖かく見ることができてとてもいい感じでした」などという感想をいただき、見直したことは間違いではなかったと胸をなでおろしているところです。「揺れて歩く」版元のEdition F様につくっていただいた母の最後の歌を収めた「栞 日々訥々」も好評で、様々な要素が重なってひとつになって、ほんとうにいい写真展になったと思います。ありがとうございました。大阪になんの足がかりも持たない僕のために25日と26日はライブもしていただきました。2日とも僕とつながりの深い、金森幸介さん、たけちゃん(たけ楽団)、ちすん&すだっち、アカリトバリそしてカオリンズのみなさんに盛り上げていただき、多くの皆さんに集まっていただき写真を見ていただくことができました。ライブに出演してくださったみなさんほんとうにありがとうございました。最後になりましたが、会場を提供していただきましたSpaceMuの大井綾史さん、教子さん、いやリョウちゃん、キョンちゃんと呼ばせていただきます、ふたりには感謝しかありません。何から何までほんとうにありがとうございました。いくつかの反省点もあります。そこは次に向けての材料にしたいと思っています。ということで、来年もよろしくお願いいたします。

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しみてつコラム「大きな背中」

僕には敬愛する、というかずっと背中を追いかけてきた写真家がいる。
大阪の糸川耀史さんだ。1934年生まれだから今年で89歳になる。1950年代半ばから大阪の街と人々の写真を撮りはじめ、音楽、演劇、演芸など多ジャンルにわたり主にポートレート作品の撮影を続けてきた。もちろん現在も撮り続けている。
でも僕にとって糸川さんは、写真家、映像作家としてだけではなく、新しい文化を生み出す運動の中心に居続けているという意味で、より重要な存在なのだ。先だって亡くなった音楽評論家であり歌手の田川律さんにありがとうを告げる会での、糸川さんと大塚まさじさん、元プレイガイドジャーナル編集長村元武さん、律さんの奥さんの座談がそのことを物語っていた。僕は彼らが切り拓いてくれた文化という道を、彼らの背中を追いかけるように走ってきたのだ。
その座談のあと糸川さんと話す機会を得た。別に文化の話をしたわけではない。世間話の延長のようなものだった。歳を聞かれて69歳だと答えた。ずっとあなたの背中を追いかけてきたとも。
すると糸川さんが言った。
「70歳からやで。そこからが面白い。ほんまもんの仕事ができるわ」
なんだか人生詰んだような気分になっていた僕には、カンフル剤のような言葉だった。「気張らんかい!」と言われているようだった。さらに話は続いた。
「写真は一本勝負! 真剣勝負や!」
それは「かかってこいや!」と言わんばかりの勢いと迫力だった。糸川さんはずっとそう思いながら撮ってきたんだと思った。背中を追いかけてきたなんて100年早かったと恥ずかしくなった。
たがいの写真集を交換した。別れ際写真を撮らせてもらった。
帰っていく後ろ姿を見送った。
遠ざかる背中がいつまでたっても小さくならなかった。

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揺れて歩く人々の問い vol.54

テーマ:最近「これは便利だなあ」と思ったモノ、コトを教えてください。

携帯の機種変更や他キャリアからの乗り換えが、わざわざショップまで行かなくてもネットで簡単にできたりとか、デジタルSUICAをスマホに入れとくと、ほぼ全国の交通機関で使えたりとか、今まで俺の古い頭では面倒臭いなと思っていたことが簡単にできる世の中になりました。こんなことみんな知ってたのかなあ……。
てなことで、あなたが**最近「これは便利だなあ」と思ったモノ、コトを教えてください。
ーーーーー
M.Fさん(京都市)
明日で3.11から12年
なのでこれはオススメって言うものをご紹介します
折り畳み式簡易トイレ
邪魔にならないのでガレージの片隅にでもしまっておけます
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M.Yさん
便利になったなぁ、と思うのは主な交通機関がスマホだけで利用できるようになったことですね。駅の改札も空港もスマホでスルスルと通る人々を観ながら未来を感じます。
ーー
ご回答、コメントはこちらへ。
https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/posts/2572379429577987/

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「しみてつのちょっと気になる店」
人見酒店@海老江, 大阪市福島区

https://www.instagram.com/p/Cpgrpevv1tu/

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種子島の風景と暮らしを、展示した作品の中から32点に絞って収録しました。清水哲男には珍しいオールカラーの作品集です。お買い求めは、清水哲男事務所のBOOK SHOPからどうぞ。ちょっぴりお買い得な2冊組も用意しました。
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清水哲男事務所近辺にお住いの方には手渡しも可能です。


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清水哲男事務所のBook Shop
「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
只今送料無料キャンペーン中です!
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