INDEX

  1. 横目流し目 現場主義
  2. Prof. Tagawa の揺れる音楽道
  3. 揺れて歩く人々の問
  4. 写真展のご案内
  5. しみてつコラム
  6. 清水哲男新刊書のご案内
  7. ご購入のご案内

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横目流し目 現場主義


細見大悟さんの写真展「釜ヶ崎」を観てきました。
生活臭、時代臭、人間臭、そしてバイタリティを感じるとてもいい写真が並んでいました。
見附では釜ヶ崎越冬闘争のステージでジャンプする中川五郎さんの写真が迎えてくれます。それだけでこの写真展がどんな風景を捉えているのかわかります。しっかり地に足をつけた写真が並んでいるのだろうと。
いろんな写真展に足を運びますが、その作品の大半は僕にとってはオシャレでいかにもアートだという写真ばかりです。特に今京都で開催されているKG、KYOTOGRAPHIEはその典型で、そのような写真が勢揃いします。それはそれで素晴らしい写真なのですが、僕には撮り手の立ち位置がビシッと見えてこないのです。あまりにも形而上的な写真だと言ってもいいかも知れません。
細見さんは「現場主義」を掲げて写真を撮り続けています。
『現場であらゆることに反応しながら撮影を行う。……(中略)……。
私に写真は、現場で感じたことを
ストレートにドキュメントする手段である。
写真は、私自身の
ドキュメントなのだ』
その言葉通りの写真たちが展示されています。そのどれもが細見さんの視点を静かにそしてはっきりと示しています。
KGもぶっ飛ぶでぇ。いい写真家が京都に現れました。ええぞええぞ‼️
と喜んでもいられません。同じ会場で、29日から僕も写真展をやるわけですから、当然比較の対象になるわけです。ちょっとビビっているわけです。
細見大悟写真展「釜ヶ崎 KAMAGASAKI ON THE GROUND」は4月26日(日)まで、京都文化博物館別館JARFO京・文博で。
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Prof. Tagawa の揺れる音楽道

Madness and Deconstruction

Forget concepts. Explanations are useless. In the composer’s mind, there is only sound.
He pushes every single note to the absolute brink of madness—deconstructing them, tearing them apart, and then, once more, building them anew.
Madness, deconstruction, and reconstruction: this is his everyday life.

発狂と解体

概念などいらない。説明も不要だ。作曲家の頭の中には音があるだけだ。
彼はその一つひとつの音を、発狂寸前まで突き詰め、時には解体、分解し、さらにふたたび構築する。
発狂と解体、そして構築が彼の日常だ。

音楽:田川文彦
写真:清水哲男
制作著作:清水哲男事務所
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揺れて歩く人々の問
『最近の無駄遣い教えてください』
しっかりした私には『無駄遣い』などという言葉はない!なんてのも大歓迎。


ちなみに清水はいつものことですが『酒』ですかね😅 これをやめるとかなりの節約になるってわかってるんですけどね。あ、わかっちゃいるけど やめられない あそれ!🎶 てやつですね。
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Fumihiko Tagawaさん
最近天文館の会員制バーの店長と知り合い
男✖️2で飲んでいる時にせっかくだからそこに行ってみようと…
ところが
こういう時に限っておねーちゃんから連絡はあるわ
知人と偶然会うわで
総勢7名になってしまい
7名だとVIPルームでしか対応できないということも重なり無駄遣いでした😭
シリーズ:割り勘できない症候群
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能勢厚さん
セブンイレブンで、ハイキュー(漫画)のくじ引きを4回も、引いてしまいました。
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Masako Fujiiさん
田川さんの
シリーズ:割り勘できない症候群
にのっかって
無駄使いではないのですが
つい先日
三人分五万五千円
お食事会で払う事態になりました
お支払いの時寝ちゃう人、トイレ行く人、電話しに店外に出る人
とかになってみたい
顔色変わらず大酒飲む私にはなかなか難しい
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松園功さん
7月のクラシックコンサートのチケット買いました、公演は静岡県浜松ですから移動費や滞在費やら入れると、そこそこな無駄遣いかな?
人生二回目のクラシックコンサートです。
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コメントいただいた皆さん。ありがとうございました。コメントは以下のページからもご覧いただけます。
https://m.facebook.com/groups/1651099238372682/permalink/3596222160527037/
次の問いは次回ライブ配信時にお知らせします。〈揺れて歩く人々の対話テーブル〉でお気軽にコメントくださいね!
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写真展のご案内
清水哲男写真展『俺の撮った猫は可愛くない 野良の群像 』
Backstreet Cats

JARFO京・文博
京都市中京区三条通高倉 京都文化博物館別館
4月29日(水・祝)〜5月9日(土) 12:00〜18:00
入場無料 5月7日(木)は休廊日・最終日は16:00終了
清水哲男写真展『俺の撮った猫は可愛くない 野良の群像』 Backstreet Cats
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『野良の群像』は 得体の知れない力にコントロールされて生きている 我々の姿を投影したものだ。


空前の猫ブームだそうだ。
ブームを超え、なんだか「ネコノミクス」と呼ばれる巨大な経済圏を形成しているという話もある。驚いたが、2026年の猫の経済波及効果は約2兆9,488億円に上ると言われている。これは、2025年に開催された大阪・関西万博の経済効果(約3兆円)に匹敵する規模だそうだ。市場でいうとキャットフードや医療費だけでなく、コンビニの限定スイーツ、ハイテク家電、住宅メーカーの猫共生型マンションなどへのひろがりを見せていると。猫の「QOL(生活の質)」を重視し、「飼う」より「一緒に暮らす」という傾向が強いのだと。実際、野良猫の数は劇的に減っているし、殺処分される猫の数も同様に激減している。それはきっと猫も幸せなことだろうと……。
野良猫と呼ばれていた猫たちは、ボランティア団体や行政によるTNR活動(捕獲して手術し、元に戻す)の普及により、地域猫、まち猫、さくら猫という呼び名に変わり、人間の手で完璧近くコントロールされているという。外で生まれる子猫の数が抑制され、野良猫が減っていくのは当然だ。その結果、一代限りの命として地域で見守られる猫が定着してきた。それでもきっと猫にとっては幸せなことだろうと……。
でも、と私は思う。地域猫、まち猫、さくら猫、どんな名前で呼ばれるかは猫たちにとってどうでもいいことだと。捕獲して手術し、元に戻して呼び名が変わる。これは人間にとっては「救済」や「共生」の象徴だが、猫たちからすれば、生殖という生物の本能を断たれ、なおかつ過酷な路上での生活を継続するという現実だ。まちで、路上で生きていくことに何も変わりないのだ。人の都合で呼び方を変えても、野良は野良だ。
保護だ、救済だ、共生だと騒いでも、経済波及効果が万博を上回ろうが、いろんな産業に猫関連の市場がひろがろうが、猫には関係のないことだ。関心は人間の側にあるのだ。
私もよく猫を撮る。まちや野にいる猫たちだ。彼らを見て可愛いという人がいるが、それは人間の上から目線以外の何ものでもない。彼らの置かれた環境は呼び名が変わっても厳しい。人に懐く猫たちは稀で、多くは敵愾心を持ち、緊張感をみなぎらせて生きているように見える。だから私は彼らと対峙するようにカメラを向ける。ファインダーから見えるのは私自身の姿かもしれないと思いながら。
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【会場イベント@ふくや京都】 ナオユキ独り舞台 @清水哲男写真展『俺の撮った猫は可愛くない 野良の群像』


今年もナオユキがやってくる!抱腹絶倒!
大阪から日本全国の酒場を舞台に人間模様を笑い飛ばす。酒、笑い、音楽。扉を開ければまだみたことのないドープな世界。どうぞお楽しみください。
清水哲男写真展ギャラリー外イベント『ナオユキ独り舞台』
日時:2026年4月29日(水・祝日)
OPEN / 16:30 START / 18:30
Charg / 3000円(別途要飲食)
美味しい山形料理と銘酒をたっぷりお楽しみください。
会場:ふくや京都
TEL: 075-251-2900
京都市中京区三条通り東洞院東入菱屋町39
すべての予約は
info@office432.jp
まで。
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しみてつコラム
父の背中


55年ぶりの琵琶湖一周徒歩の旅をゆっくり続けている。ゆっくりとは言ってもすでに終盤だ。スタート地点の大津市浜大津は目前に迫っている。高校生の時に比べるとはるかに時間はかかっているが、その分いろんなことを深く考えながら旅をしている。どうやらこの旅は思索のために歩いているようなものだな。そのせいか写真もあまり撮っていない。
数日前に安土から野洲までの15キロを歩いた時のことだ。途中予定していたコースを外れて近江八幡の西の湖、八幡堀あたりを歩いた。時代劇のロケ地として有名なあたりで、度々テレビや映画では見かけた風景だ。55年前には歩かなかったところ、というか見向きもしなかった場所だ。
琵琶湖一周を歩いて旅すると父に言うと、
「滋賀は京都より古い歴史がある。特に戦国時代の史跡は見るべきものがたくさんある。木之本、長浜、彦根、安土、近江八幡あたりはそういうところを巡ったらいい」
といかにもアドバイスしてやるという感じで言った。
その頃から私と父は何かにつけて折り合いが悪かった。当然のように私は父の言葉を無視して歩いたのだ。
おたがいずいぶん長く背を向けてあってきたが、その父も他界して10年になる。そろそろ耳を傾けていいかと思えるようになったのだろう。湖東に入ってからは父の話していた史跡をいくつか訪ね歩いてきた。
晩年の父は仕事をリタイヤしてなにもすることがなかったせいか、とにかくテレビ漬けの日々を過ごしていた。主に時代劇を好んで見ていた。とりわけ『鬼平犯科帳』『剣客商売』が好きで、ビデオに撮って果てしなく繰り返し見ていた。母も、よく飽きないものだと感心を通り越して呆れ果て
「一日中チャンバラ見たはるねん。こっちはええ迷惑やわ」
とあきらめ加減で笑っていた。
西の湖、八幡堀あたりはそんな父のお気に入りの場所だった。『鬼平犯科帳』や『剣客商売』はもちろん、時代劇のロケ地としては京都の下鴨、上賀茂神社と肩を並べる土地(ところ)だ。お気に入りだが、終ぞ訪れることはなかったとも言っていた。
西の湖、八幡堀界隈を歩いていると、鬼平や小兵衛がひょいと現れそうな気分になった。父を連れてきたら喜んだだろうなと思った。それは、どうして連れてこなかったのかと悔いる思いに変わった。親孝行がしたかったのかと自分に問うてみた。いや、そんなんじゃない。そんなことでもあれば、もっと早く打ち解けられていたのではないかと思ったのだ。
背を向けた父はどんな表情をしていたのだろう。どんな思いだったのだろう。
八幡堀に父の後ろ姿を探していた。
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今回は完全私家版としての上梓です。大手書店、Amazonなどでの取り扱いはありません。購入ご希望の方は下記URLからどうぞ。
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頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
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最後までおつきあいありがとうございました。
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次号は2026年5月11日(金曜日)配信予定です。
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