シリーズ〈サンクチュアリ〉 スタンド@京都

こんにちは。揺れて歩くニュース編集担当の清水哲男です。京都での10日間の出版記念写真展、鹿児島での4日間のブックマルシェを終えて、ようやく動き出せた喜びと充実感を噛み締めています。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大相変わらず収束する気配すらありません。南九州最大の歓楽街天文館ではまたまたクラスターが発生しました。ここがひとつの踏ん張りどころではないかと思います。うがい、手洗いをしっかり、そしてくれぐれも体調管理にご注意を!

INDEX

  1. ゆらゆら劇場「サンマ」
  2. 写真展の搬入に行ってきました 鹿児島〜京都1泊4日弾丸ツアー
  3. 見るってどういうことなんだろう?〈今日の問いかけ〉
  4. しみてつコラム「リアルに人に塗れたい」
  5. ご購入のご案内

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写真展の搬入に行って来ました!
鹿児島〜京都1泊4日弾丸ツアー 山田正博


9月2日〜14日まで京都のレティシア書房にて開催された「揺れて歩く」出版記念写真展。今回自分は設営のお手伝いをさせて頂いた。展示する作品と販売する書籍、そして清水さんを無事京都まで車で運ぶ責任重大な役目である。今回はその1泊4日弾丸ツアーの内容をダイジェストでお伝えする。
【8月31日】
17:00頃、東千石町のTabby Coffee前にてTabbyの店主やとまやの店主に見送られながらの出発。清水さんのお母様のお住まいに寄ってから九州自動車道へ。53歳の自分と66歳直前の清水さん合わせて119歳のオッサン二人旅の始まり。若い頃の旅のようなドキドキやワクワクは無く、ただハラハラした健康面や体力面の心配が強いのは致し方ない。
20:00頃、某サービスエリアで夕食の麺類摂取。清水さんは見た目が派手なちゃんぽん、自分は地味なごぼ天茶そばを選択。清水さんのちゃんぽんはイマイチお口に合わなかったらしく少し悲しそう。

21:30頃、最初の給油。天候は曇り。この時間の高速道路はもうトラックしか走ってない。本州へ向かうトラックに囲まれながら関門海峡を目指す。
22:00頃、関門橋を渡る。その様子を清水さんがライブ配信。さらば九州!本州上陸!ふぐ料理と瓦そばには脇目も振らずに北上(そもそも営業時間外)
【9月1日】
02:00頃、岡山あたりで二回目の給油。きびだんごには目もくれずに眠気覚ましのコーヒー購入。清水さんはこのサービスエリアで焼いているらしいパンを朝食用に購入。さて、ラストスパート!
05:30頃、新聞配達のバイクが走る京都に到着。10時の搬入設営まで時間があるので清水哲男事務所の京都事務所にて少し仮眠。清水さんはパソコン開いて仕事モード・・タフなお方だ。
10:00頃、レティシア書房到着。素敵なご夫婦とこだわりの店内。早速設営開始。写真の配置などワイワイと試行錯誤しながらなんとか2時間程度で設営完了。おしゃれな書店の片側の壁が、モノクロ写真で埋め尽くされた風景は、壮観だった。

13:00頃、今夜宿泊予定のホテルにチェックインしてから昼食へ。「山本まんぼ」にてピリ辛のまんぼ焼きと「ばくだん赤(濃いめ)」をガブガブ楽しむ。途中から近席に座った若者が自転車で日本一周中という話を聞いて非常に盛り上がり、さらにガブガブと。明日からの写真展の事などをその若者に伝えて解散。夜の飲み会に備えて一旦ホテルへ。

18:00頃、清水さんと居酒屋「たこ入道」へ。最近この店のWebサイト制作に関わった関係でいろんな思い入れがあり非常に楽しい夜に。ヘロヘロのぐでんぐでん。あまりに楽しすぎて記憶が・・・。
【9月2日】
12:00頃、ホテルをチェックアウトして餃子の王将にて餃子定食。王将らしからぬオシャレな店舗に驚きながらも餃子はいつもの味でホッとする。
14:00頃、写真展会場のレティシア書房へ。平日昼間にも関わらずお客さんがパラパラと来店。展示されている写真をゆっくりと観て、清水さんと話をして、本を手にとってもらう様子をそっと観察しながらやり甲斐を感じる。
17:00頃、鹿児島に向けて一人で出発。帰路は台風9号北上中のまっただ中。強風による速度規制や土砂降り横風で何度もSAで休憩しながらゆっくり帰る。
【9月3日】
02:30頃、3度目の休憩で入った山口県の佐波川SAで誘蛾灯のように光る吉野家の看板に誘われて深夜のネギ玉牛丼を掻き込む。満腹になったので二時間ほど仮眠。
11:00頃、鹿児島到着。車を返却して帰宅後、シャワー浴びてビールで爆睡。
以上、京都写真展の裏側でした。
車をバックでぶつけたことは内緒にしとこw

見るってどういうことなんだろう?〈今日の問いかけ〉
よく見る、とは、何か


永山) 絵を描くようになって、よく見るようになりました。
清水) 本を書くってのも、要はよく見る、ってことや。
永山) よく見る、って、簡単なようで難しいですよね。
清水) よく見ないと、わからんこと、あるからなあ。
揺れて歩くラジオ2020年8月28日放送回より】
https://www.facebook.com/347590299226175/videos/833135863886653
==>そこで皆さんに質問です。
みなさんは、どんなときに「よく見て」いますか?
そして見るとはどういうことなんでしょう?
―――――
S.Nさん
ものすごく端折って簡単に言い換えると「自分を客観視しなさい」と言うことです。
自分も含めてみんなが一番よく見るべきなのは「本人自身」だと思うのです。
自分のことって意外とわからなくて、冷静に見れないものですよね。自戒も含めて。
――
K.Nさん
直感で心が揺さぶられたものやことは、表現したくなるから、なぜこんな気持ちになったんだろうと『よく見る』感じがします。
そしてそれを表現したくなる。うまく表現できないとまたそれを『よく見る』。
――
Y.Nさん
私の場合は、ラジオの仕事でゲストにお話をお聞きしているとき、よく見ているように思います。で、自分の出演した番組を後で見返すときに、自分自身をよく見ているような気がしますね。これってどういう構造なんだろう。。。

この続きは〈揺れて歩く人々の対話テーブル〉からどうぞ。
https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/permalink/1832326480249956/


しみてつコラム「リアルに人に塗れていたい」


毎年この時期は「しみてつ祭」というイベントをやっている。僕の誕生日9月24日をはさんで、写真展をやったり、ライブをやったり、バカ騒ぎをして4、5日をすごすのだ。2014年からはじめて、2017年にはガンだと診断されて手術を待つ間にも強行した。だが、今年は僕自身やる気満々だったのに、新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止を余儀なくされた。
2017年にはこんなことを書き残している。

1日かけて大きな作品の額装を終えた。
じっくり見直しながら、全部で70点。撮った場所、状況などほぼ完璧に覚えている。今回いちばん古いもので2009年3月9日の撮影、新しいものは2017年9月16日の撮影だった。8年半の蓄積だ。作品として選ぶところから、プリントして額装するまで、その8年半の時間を見返すことになった。それぞれのbluesたちの行く末、その場所の変貌、人々の暮らしぶりの変化、さらに自分の日常等々、実に多くのことがあった。自分のことで言うと、父が亡くなり、鹿児島に移って20年が過ぎ、還暦を過ぎ……。そうして思ったことは、ああ、まだ何もやれてないなあ、ということかな。なんとなく中途半端な生き方をしてきた自分の足跡を突きつけられたというか、なんというか……。きっとこういうことを悪あがきのように続けながら、これからも生きていくのだろうなあということかな。
「人生の結末なんか自分ではわからんわい。ああでもないこうでもないと揺れながら歩いていくんやがな」
最後の日々を病院のベッドで過ごしながらそんなことを呟いていた父を思い出した。

今年はその悪あがきもできなかったわけだ。
だけど、あらためて気づかされたこともある。人と会い、人と話すことの喜びと大切さだ。ネット上で会えるじゃないかと言う人もいるだろう。だけど僕はダメだ。ちゃんと顔を突き合わせて、身振り手振り、笑顔や怒った顔を交えて、言葉を交わして、思いを伝え合わないとダメなんだ。
僕は、リアルに人に塗れていないと生きていけなんだ。

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「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
最後までおつきあいありがとうございました。
本メールマガジンは原則毎月2回隔週にお届けいたします。

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発行:揺れて歩くニュース編集室
編集責任:清水哲男
発行責任者:永山由高
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【揺れて歩くラジオ】第2、第4金曜日 21:00〜22:00

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