サンクチュアリ 海鮮屋台あみたつ@三条会 京都市中京区

京都での写真展、はじまって1週間以上経ちました。なかなかいい感じでご来場いただいています。今回の展示はテーマをひとつに絞り込んでというのではなく、僕の文筆業人生でずっと追い求めてきたテーマをすべて見ていただこうと、「命と向き合う現場から」「ニッポン再発見の旅」「この国の現実と苦悩」という大きく3つのテーマに分けて、大小取り混ぜて120点以上の写真を展示しました。僕はこんなことをやってきたんだ、今もやっているんだと、自分自身を再認識することもできました。しかしまあ、よくこんなに金にならないことばかりやってきたなあと、ため息のひとつもつきたくなる清水哲男です。

INDEX

  1. Prof. 田川文彦の揺れる音楽道「Missing」
  2. 清水哲男展「物語(ストーリー)の系譜」
  3. しみてつコラム「根無し草」
  4. 揺れて歩く人々の問い vol.45
  5. 種子島mini写真集「ISLAND LIFE」「ISLAND SCENERY」好評発売中!
  6. ご購入のご案内

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Prof. 田川文彦の揺れる音楽道

Missing

「Missing」https://soundcloud.com/yurete_aruku/missing
喪失感を乗り越えた先に、不意に訪れるさみしさ。失った痛みは決して癒えることはない。母は言った。「その痛みを忘れた時、ほんまにお父ちゃんは消えて無くなる。うちの中に痛みがある限り、さみしさがある限り、お父ちゃんはうちの中で生き続けるんや」と。
清水哲男写真集「揺れて歩く」サウンドトラック https://soundcloud.com/yurete_aruku

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清水哲男展「物語(ストーリー)の系譜」
ある作家の鉛筆1本勝負40年

搬入が終わった京町家えほん館むむむギャラリー

@えほん館むむむ
会期9月1日〜10月3日(火曜日、水曜日は定休日)
開場10:00〜18:00(金曜日は19:00まで)〒604-8375 京都府京都市中京区西ノ京池ノ内町 23-5
TEL:075-366-6169

https://www.facebook.com/kyomachiya.ehonkan.mumumu20220416/
京都での写真展・イベントが決まりました。いまの「清水哲男」をそっくりそのままご覧に入れようという壮大な企画です。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
18日以降は清水も在廊いたします。
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40年間ひたすらにドキュメンタリーを書き続けてきた。売れる、売れないにこだわらず、徹底的に時間をかけ取材をし写真を撮り文章を書くという、地を這うような仕事の仕方をしてきた。その結果としての僕の「今」がある。それは僕自身の人生の物語だし、僕のもののみかた考え方を醸成してきた日々でもある。今回えほん館むむむさんの協力を得て、自分自身でその系譜を俯瞰する機会を得た。なんてことのない僕の人生だが、こうやって並べるとちょっと面白いかもしれないな。そんなことを考えている。(清水哲男)
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◉ギャラリーイベント
9月18日(日)「ビール片手に 清水哲男の独白」16:00〜
9月24日(土)「ビール片手に 清水哲男 × 花田睦子(えほん館館長)のトークバトル」16:00 〜
両日とも参加費無料。ただしお飲物ご希望の方は実費を頂戴します。ソフトドリンク(無料)もございます。
参加ご希望の方は、えほん館むむむ( 075-366-6169 )にご予約お願いいたします。

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しみてつコラム「根無し草」

明け方の高速道路SAは長距離トラックでいっぱい

鹿児島京都間を車で往復した。片道900キロ以上、往復1800キロ以上をひとりで運転した。時間にすると往きは10時間あまり。しかし復路は14時間以上かかるのが常だ。
写真展に出す作品を搬ぶのが目的だった。その必要がなければ、当然新幹線か飛行機にしていたはずだ。送ればいいじゃないかとよく言われるが、作品が大きかったり、点数が多かったり、作品という性格上保険が必要だったりで、宅配便で気軽に送るということができず、けっこう高くつく。それに鹿児島に移ってから何度となく往き来した道なので、そんな大層なことだとは思わなくなったのだ。
はじめて車で往復したのは28年前だ。その時は出発が京都で鹿児島は目的地だった。それが25年前からは逆になり、鹿児島発になった。それ以来僕は鹿児島に居続けているのだ。思えば遠くへ来たものだし、長く居続けてきたものだ。母などからすると僕のような生き方を「根無し草」と言うそうだ。どこに根をおろすこともなく、流れに任せて彷徨い続けるのだと。
だが、と自分で思う。若いうちはそれでいいかもしれない。でも歳を重ねて高齢者という域に入りそれでいいのだろうかと。もうちょっとまともに生きた方がいいのじゃないかと。そんなことを考えながら走る復路。明け方3時くらいだっただろうか。少々疲れて朦朧とした頭の中で突然母の笑い声が響いた。
「うちは94歳で、京都から見ず知らずの鹿児島に引っ越したんやで。幾つになっても必要なら動いたらええんや。あんたは根無し草。それでええ」
そうだな。歳とか、まともとか、俺らしくなかったな。他には誰もいない車の中で、大声で自分を笑った。さっきまでの疲れもどこかに消えたようだ。
小さく息を吸い込み、アクセルを踏み込んだ。

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揺れて歩く人々の問い vol.45

テーマ:あなたの得意技を教えてください。

絶妙の表面張力が得意!という人もいる

寝業、裏技、得意技、いろんな技がありますが、あなたはこれが私の得意技と言えるものがありますか? 今回45回目の問いかけです。他の人には真似できない、あなたの得意技をお聞かせください。
今回は女性からの回答が目立ちました。
詳しくはこちらから。
https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/posts/2427060220776576/
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R.Sさん(鹿児島市)
仕返し?(笑)
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M.Fさん(京都市)
私は仕返しじゃなく、自分の中でその人を抹殺するの得意です(笑)それをし損ねて、イライラし過ぎて奥歯の神経がイカれてしまったので、私の心のゴルゴ13が消
し去ります。
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F.Tさん(愛知県)
寝付きの良さ♫
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A.Sさん(鹿児島市)
金にならない仕事😆
>あ これ私と夫もです♪(R.Sさん)

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種子島写真集「ISLAND LIFE」「ISRAND SCENERY」好評発売中です!。


種子島の風景と暮らしを、展示した作品の中から32点に絞って収録しました。清水哲男には珍しいオールカラーの作品集です。お買い求めは、清水哲男事務所のBOOK SHOPからどうぞ。ちょっぴりお買い得な2冊組も用意しました。
清水哲男事務所のBOOK SHOP https://shop.office432.jp/
清水哲男事務所近辺にお住いの方には手渡しも可能です。

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★「揺れて歩く」ご購入のご案内

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エディション・エフのブックショップ
「しみてつ応援団」の販売サイト
清水哲男事務所のBook Shop
「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
只今送料無料キャンペーン中です!
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