サンクチュアリ うげつ@七味小路天文館 鹿児島市

とうとうはじまりましたね、東京オリンピック。オリンピックは特別だ、みたいなことを主張する人がいましたが、誰にとっても特別なことってあるんですよ。わかってないですよね。
たとえば神社のお祭りやお寺の縁日だってそう。京都の祇園祭、去年は完全に神事だけが執り行われましたが、今年は山鉾が建ちました。そうして少なからぬ人が集まりました。毎月21日に開かれる京都東寺の縁日の市弘法さん。今月21日は久しぶりに開催され、境内にたくさんの露店が集い、炎天下にもかかわらず大勢の人出で賑わいました。出店していた骨董品屋のおじさんは「ようやく店を出せて、こんなうれしいことはない」と笑顔で話してくれました。
京都だってまだまだ感染拡大のリバウンド途上にあり、人の密集は避けたほうがいいのは間違いありません。でも、オリンピックの開催が後押ししていることは間違いないと思っている人は少なくないでしょう。
この状況下でこのオリンピック、誰のために、何のためにやるんでしょうねえ。誰か説明してくれないかな。
ということで、今号は夏真っ盛りの京都からお送りします。

弘法さん@教王護国寺(東寺) 京都市210721

INDEX

  1. 問いかけ「今、後悔していることがありますか」
  2. しみてつコラム「時間の隨(まにま)」
  3. ご購入のご案内

● ● ●

揺れて歩く人々の問い Vol.24

テーマ:今、後悔していることがありますか?

しまった! 前回配信後すぐにアップしとくんだった……。問いかけ公開遅れちゃって、これは1週間無駄にしちゃったな。これはしみてつの後悔です。残りの人生短いのに、どうして時間を大切にしないんだろうと。
さて、みなさんへのおたずねです。あなたは今、後悔していることがありますか。もしあったら教えてください。どんな小さな後悔でもかまいません。
==========
今回も沢山のコメントをいただきました。
―――
大きな後悔はあんまりない気がしますが、小さな後悔はちょこちょことありますね。
最近は、自分が発言したことに対する後悔が幾つかありました・・・(鹿児島市S.Nさん)
―――
日々の小さな後悔の積に時々不定期に襲い来る巨大な後悔が積算で加わってますので大変なことに。たいがいの後悔は飲んだ時に自虐ネタとして暴露することにより都度成仏させてますが・・・
(鹿児島市M.Yさん)
―――
くだらない話ですがこの夏ちょっと奮発してサンダルを買いました
悩みに悩んで選んだのはファーストインプレッションで可愛いと思ったグリーンのサンダルではなく、少しでも短い足が長く見えるように13cmヒールの厚底サンダル。しかし・・・
(京都市Mさん)
―――
詳しくはこちらからどうぞ。https://www.facebook.com/photo?fbid=2042489182556980&set=gm.2095877123894889
コメントもぜひお寄せください。

● ● ●

しみてつコラム「時間の隨(まにま)」


「時代なんかぱっと変わる」というウイスキーの広告が注目を集めたのは1985年とか86年とかだったな。僕が社会に出てまだ10年と経たない頃だった。「ぱっと」っていうのはどういう意味だったんだろうと考えてみる。一瞬で変わる、簡単に変わる、派手に変わる……。多分、一瞬で、簡単に、派手に変わるんだろうな。しかも僕らが思いもしないような変わり方をするって、そんなふうなイメージで受け止めていた。
それから35年が過ぎた。この35年はどんな変化を重ねてきたのだろうか。確かに社会は変化してきたように思える。あらゆる分野での技術革新には目を見張るものがある。癌さえも不治の病ではなくなりつつあるし、そういう僕もそのおかげで生きながらえている。時代も昭和から平成、そうして令和へと変わった。息子は件の広告が注目を集めた少し後、昭和63年に生まれ、すでに昭和、平成、令和と3代を生きてきた。彼はどんな時代を見てきたのだろう。あのコマーシャルは、どんなことを見通していたのだろうか。ほんとうに時代は変わったのだろうか……。
いや、時代なんかどうでもいい。大切なのは自分がどれほど変わったのかということ。前に進んでいるかということだと自分に目を向ける。と、数年前のことは、遠い昔のことのように感じられるのに、はるか前のことは昨日のことのように思い出す。僕の日常に限って言うなら、いろんなものがぱっぱぱっぱと流れるように移り変わっていく。なくなったもの、失ったもの、あり続けるもの…..。かと言って僕自身の中には進歩などというものは微塵も見当たらないな。ただただ時間の隨に漂っているような気がする。
そうこうしている間に取り残されて、ポンコツになっていくのもいいかもしれないなどと強がってみる。

● ● ●


★「揺れて歩く」ご購入のご案内

「揺れて歩く」応援団にご登録いただいた方から「登録したけれど、本が届かない」というお問い合わせをいただいております。応援団へのご登録はご購入のご予約ではございません。ご購入ご希望の方は下記の各サイトをご利用ください。

なお応援団サイトでは、本送付後の郵便振替でのお支払いお取り扱いができません。応援団サイトでは銀行振込、清水哲男事務所のBookShopでは銀行振込、クレジットカード決済となります。エディション・エフのネット通販ではクレジットカード、各種キャリア決済、PayPal、でのお支払いを選択していただけます。

エディション・エフのブックショップ
「しみてつ応援団」の販売サイト
清水哲男事務所のBook Shop
「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
只今送料無料キャンペーン中です!
最後までおつきあいありがとうございました。
本メールマガジンは原則毎月2回隔週にお届けいたします。

● ● ●

======
発行:揺れて歩くニュース編集室
発行者:清水哲男
書籍「揺れて歩く」公式HP
揺れて歩く人々の対話テーブル
【揺れて歩くラジオ】第2、第4金曜日 21:00〜22:00

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です