京都での写真展、終盤にさしかかろうとしています。明日24日はまたまたトークイベントの日。京町家えほん館むむむオーナー花田睦子さんとのトークバトルです。しかもビール片手にです。35年来の付き合いです。どんな話が飛び出すか、少々緊張いたします。さて、来年の予定がひとつ決まりました。恒例になりつつある、京都文化博物館 JARFO京文博での写真展です。4月15日から5月14日の1カ月間です。GWまっぽしです。KGの期間と重なります。あと半年です。新しいテーマで臨みます。ああ、また、バタバタだなとすでに走りはじめた清水哲男です。
INDEX
- Prof. 田川文彦の揺れる音楽道「Conversation with TV」
- 清水哲男展「物語(ストーリー)の系譜」
- しみてつコラム「思い出のかけら」
- 揺れて歩く人々の問い vol.46
- 種子島mini写真集「ISLAND LIFE」「ISLAND SCENERY」好評発売中!
- ご購入のご案内
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Prof. 田川文彦の揺れる音楽道
Conversation with TV
「Conversation with TV」https://soundcloud.com/yurete_aruku/conversation-with-tv
思い出す懐かしい風景。「お父ちゃんいうたら、なにしゃべってんのかいなと思ったら、テレビと会話してはんねん。相手に通じるはずもないのになあ。あほみたいやったなあ」
その声も今はない。寂しさだけが余韻となり響いている。
清水哲男写真集「揺れて歩く」サウンドトラック https://soundcloud.com/yurete_aruku
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清水哲男展「物語(ストーリー)の系譜」
ある作家の鉛筆1本勝負40年
@えほん館むむむ
会期9月1日〜10月3日(火曜日、水曜日は定休日)
開場10:00〜18:00(金曜日は19:00まで)〒604-8375 京都府京都市中京区西ノ京池ノ内町 23-5
TEL:075-366-6169
https://www.facebook.com/kyomachiya.ehonkan.mumumu20220416/
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40年間ひたすらにドキュメンタリーを書き続けてきた。売れる、売れないにこだわらず、徹底的に時間をかけ取材をし写真を撮り文章を書くという、地を這うような仕事の仕方をしてきた。その結果としての僕の「今」がある。それは僕自身の人生の物語だし、僕のもののみかた考え方を醸成してきた日々でもある。今回えほん館むむむさんの協力を得て、自分自身でその系譜を俯瞰する機会を得た。なんてことのない僕の人生だが、こうやって並べるとちょっと面白いかもしれないな。そんなことを考えている。(清水哲男)
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◉ギャラリーイベント
9月24日(土)「ビール片手に 清水哲男 × 花田睦子(えほん館館長)のトークバトル」16:00 〜
両日とも参加費無料。ただしお飲物ご希望の方は実費を頂戴します。ソフトドリンク(無料)もございます。
参加ご希望の方は、えほん館むむむ( 075-366-6169 )にご予約お願いいたします。
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しみてつコラム「思い出のかけら」
車であちこちをめぐり、最後に大きな社のあるまちに着いた。鳥居に続く参道にはさまざまな店が続き、人だかりが途絶えない。
ここをはじめて訪れたのは60年近く前のことだ。大勢の同級生と私鉄の専用列車でこのまちにやってきたのだった。そう小学校の修学旅行というやつだ。ここは伊勢神宮内宮。何もわからないまま、列を組んで橋を渡り、川縁に降り手を洗い本殿にお参りをした。だが一体何を学びに行ったのか、いま考えてもわからない。そんな難しいことよも消灯後の枕投げが楽しかったことをはっきり覚えている。蕎麦殻の硬い枕が顔面にヒットし、真っ暗なのに目の前が真っ白になった。あれは痛かったな。
そんなことを沸々と思い出しながら参道を歩いた。あの頃の風景とはずいぶん変わったような気がする。だがただ1軒、見覚えのある看板を掛けた店があった。
伊勢名物生姜糖喜久屋
木製の古びた看板がその店の由緒を物語っている。だが僕が覚えていたのはその看板ではない。カタカナの「キ」が9つ輪になった真ん中に「屋」の文字が。僕らが看板を指差しわあわあいっていると、お店の中からおじさんが出てきて教えてくれた。「キが9個ある中に屋で、あれでキクヤと読むんやで」
と。「判字もの」というそうだ。あわただしい1泊2日の旅で、枕投げと並んで鮮やかに覚えている風景だ。あの修学旅行で学んだものといえばそのくらいのことだ。
看板はその当時と同じものだが、店のつくりはずいぶん新しくなっていた。改装したばかりだと店の人に聞いた。
せっかくだからと生姜糖を買った。そのころは多分生姜板といっていたような気がする。鉾を象ったものだった。大きいものは厚さ2センチくらいはあったのじゃないだろうか。僕は、ポケットに入るくらいの、いちばん小さいのをお土産に買って帰った。大きいのを買った同級生は金槌で割ったなどといっていた。
懐かしくて袋に入ったものを買った。参道をもどりながら封を開け、かけらを口に放り込んだ。それは口の中ですっと溶けた。
いくつもの顔が思い浮かんだ。同級生たちはどうしているだろうか。僕同様におじさん、いやジイさんになっているに違いない。でも、思い出の中の彼らも僕も、決して歳をとることはない。
そんなことを思いながら、かけらをもうひとつ口に放り込んだ。今度はどんな思い出を呼び起こしてくれるだろうか。
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揺れて歩く人々の問い vol.46
テーマ:最近見た夢を教えてください。いい夢でも悪夢でもかまいません。
テーマ:最近見た夢を教えてください。いい夢でも悪夢でもかまいません。
最近悪い夢を見ることが多くて、ちょっとうんざりしています。そんな大したことじゃなくて、忘れ物をするとか、小銭を落とすとか、携帯を忘れるとか、その程度のことなんですが。それすら人間が小さいな俺、としょんぼりしてしまいます。さて、あなたはどうでしょう。悪魔の笑顔に見える……
詳しくはこちらから。
https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/posts/2434603203355611/
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M.Tさん
失敗の連続、しかも、脳と手足がつながっていないのではないか?と思われる失敗の連続。一昨日、カメラから取り出したSDカードをPCの左にあるスリットに入れるつもりが、右側のスリットに。
それはDVDのスリット
画面のエクスプローラーに出ないので、PCの右側を見て気づいた
PCを揺すってもひっくり返しても、音もしない。今日は左手で左のスリットに持っていったが、入らない
手に持っていたのはバッテリー
今日はPCに触らないことにした。毎日、そんなものですね。
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M.Fさん(京都市)
三日前見た よい夢
全然ファンでもないのに
若手俳優さんと恋仲で
普通に暮らしてる夢
ニ日前に見た 悪い夢
右手を庇ったら左手を怪我して
それを庇ったら左足が折れてそれを庇ったら右足がちぎれた
おっそろしい夢でした
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種子島写真集「ISLAND LIFE」「ISRAND SCENERY」好評発売中です!。
種子島の風景と暮らしを、展示した作品の中から32点に絞って収録しました。清水哲男には珍しいオールカラーの作品集です。お買い求めは、清水哲男事務所のBOOK SHOPからどうぞ。ちょっぴりお買い得な2冊組も用意しました。
清水哲男事務所のBOOK SHOP https://shop.office432.jp/
清水哲男事務所近辺にお住いの方には手渡しも可能です。
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