詩作にふける清水千鶴
詩作にふける清水千鶴

ごあいさつ

蒸し暑い日が続いています。今年は新型コロナウィルス禍で春らしい気分を味わうこともなく、気がつけば梅雨という感じです。まだまだ油断は禁物ですが、ジメジメに負けることなく、滅入ることなく、元気に過ごしましょう。それでは今回もよろしくお付き合いください。

INDEX

  1. ゆらゆら劇場 by ながやん
  2. 「揺れて歩く」をご紹介いただきました
  3. 〈揺れて歩くラジオ〉あなたへの問いかけ
  4. 〈Happy News〉 ヨガのススメ
  5. 〈しみてつコラム〉伸びた影
  6. ご購入のご案内

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ゆらゆら劇場
ゆらゆら劇場「美味しい関係」byながやん

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「揺れて歩く」様々にご紹介いただいています

お陰様をもちまして、様々な媒体でお取り上げいただいております。
今後もテレビなどで取り上げていただく予定になっています。
これまでの掲載記事を紹介いたします。
南日本新聞5月31日付朝刊
南日本新聞5月31日付朝刊
文化通信
文化通信
フォトテクニック5月号
フォトテクニック5月号
京都新聞5月17日朝刊
京都新聞5月17日朝刊
ご掲載いただいた媒体各社の皆様、本当にありがとうございました。

 

揺れて歩くラジオ〈今日の問いかけ〉
あなたの「後悔」教えてください

永山「生きがいって、失った時に気がつくってこと、ありますよね?」
清水「生きがいと後悔はセットになってるよね。俺なんて、人生ずっとその繰り返しだよ」
(揺れて歩くラジオ 2020年5月22日放送回より)
そこでみなさんに質問です
あなたにとって、「後悔」って、どのようなものですか?
揺れて歩く人生のお供である「後悔」。
いろんなご返答いただきました。そのほんの一部をご紹介いたします。
―――
今後悔できるのってある意味幸せかもって思えるコロナな世の中だと感じてます。(K・Nさん)
振り返れば後悔は山ほど・・・ま、自業自得なんで自嘲を酒のアテにしてます。
その酒も飲み過ぎていろいろやらかして後悔する朝も数知れず。(M・Yさん)
後悔ってあまりしたことないかも。素直に後悔できたら もっと可愛げがあるのかも(笑)ザンネン(S・Nさん)
人は後悔を焚いて透明な軌道を走っていく(T・Sさん)
―――
この続きは〈揺れて歩く人々の対話テーブル〉からどうぞ。
※6月12日の「揺れて歩くラジオ」LIVE配信で〈問いかけへの回答〉として、テキストでご覧いただけるよう準備しましたが、配信に間に合いませんでした。申し訳ございません。

 

Happy News  ヨガのススメ 西村里美

ヨガのススメ
ヨガのススメ
ヨガは運動やストレッチというイメージが先行していますが、本来ポーズは長 時間瞑想する体を作るために行われるものであり、ポーズと瞑想と呼吸法が三位一体となってはじめてヨガとして成立します。なのでヨガは哲学であり生き方そのものなのです。「Niyama(ニヤマ)・勧戒」と言って、自分に課す約束や抑制、積極的に行うべき5つのことが示されているのでご紹介します。
  • Shaucha(シャウチャ)【清浄】:ココロや体、言葉等、いつも純潔な状態に保つ。
  • Santosha(サントーシャ)【知足(ちそく)】:物心、与えられたものに満足し、足りているということを知る。
  • Tapas(タパス)【苦行】:鍛錬すること、現実を受け入れる強さを培うこと。
  • Swadhyaya(スバーディヤーヤ)【読誦(どくじゅ)】:経典を学び、マントラを唱え、日々精神の向上を行うこと。
  • Ishvarapranidhana(イーシュバラ・プラニダーナ)【祈念(きねん)】:人や自然、あらゆるものに感謝し、献身的な気持ちをもつこと。

インドの哲学が中国へ伝わり日本へ渡る過程で変化してきているので、仏教にも似たような思想・考え方が見られるためご存知の方もおられるでしょう。 これらの言葉が何を意味するのか?この勧戒を噛み締め、自分の生活や生き方 を省みた時にどのようなことを感じるのか。いま一度、熟考する時間や機会を持つのもいいのではないでしょうか。


 

しみてつコラム「伸びた影」

写真撮影:金久まひる
写真撮影:金久まひる
朝、サッシを開けて外に出た。
雨が降っていた。何気なく足元に視線を落とした。1羽のメジロが眠るように死んでいた。
建屋の前には小さな森のような庭があり、水場と餌場をつくり、そこは鳥たちのささやかなサンクチュアリィになっていた。塒にするものはいないが、朝になるとどこからともなく多くの鳥たちが集まり、チッチチッチと賑やかな社交をくりひろげるのだ。鳥たちは楽しんでいるのだろうが、人間にとっても心和む風景であり喧騒なのだ。
このメジロは、猫にでも襲われたのか? が、傷を負った形跡はないな。老衰か、それとも何か病の果てか。原因不明の死、だな。そう思いながらイワツツジの根元に埋めた。鳥たちの世界ではどうなのかはわからない。そこいらに投げ捨てて、自然に返すのがいいのかもしれない。だが、人間の世界では、そうやって死んだ命への慰めをするのだ。昨日まで自由に空を飛んでいたのに……、安らかに、と。
この空を飛べたら……。この数カ月ずっとそう思っていた。歩いて数分の飲み屋に行けない。車で20分の母親も訪えない。親しい人々と顔を合わせることもできない。ましてや京都に戻ることもできない。ずっと閉じこもることしかできないのだ。癌患者の僕はそうやって死の影と向き合ってきた。
周囲はそろそろ動きはじめている。夜の街にも灯が戻りはじめている。少なからず浮かれはじめている。
だが僕は未だに死の影と向き合っている。
日没直前のように、長い影がいつ果てるともなく伸びているのだ。

 

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清水哲男事務所のBook Shop
「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
最後までおつきあいありがとうございました。
本メールマガジンは原則毎月2回第1週、第3週にお届けいたします。
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発行:揺れて歩くニュース編集室
編集責任:清水哲男
発行責任者:永山由高
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