こんにちは、清水哲男「揺れて歩く」応援団ニュース改め、揺れて歩くニュースです。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、みなさんそれぞれに努力、工夫、辛抱をされていることと思います。この苦しみを必ず乗り越えましょうね。でも一生懸命だけじゃしんどいですよね。時にはふうっと息抜きも。揺れて歩くニュースは、そんな息抜きの場にもなりたいなあと思います。それでは今回も、最後までお付き合い下さい。
INDEX
- 返礼品のお届けについて
- 「揺れて歩く人々の対話テーブル」開設しました
- 【ユレテアルキスト・リレーコラム】「STAY HOMEのお供に」永山由高
- 【しみてつコラム】「母を呼ぶ笛」
- 「揺れて歩く」絶賛発売のご案内
★返礼品のお届けについて
ご支援いただいたみなさまへの返礼品は、すべて発送を終えました。一部離島の方をのぞき、配送業者よりお届けの確認が届いております。万が一未だに届かない、返礼品の内容が違っているという方がおられましたら、事務局までご連絡いただけますようお願いいたします。
お読みいただいたご感想、ご意見などもお待ちいたしております。
ほんとうにありがとうございました。
読者の交流のための
「揺れて歩く人々の対話テーブル」
開設しました
読者の皆さんとともに100の問いを積み上げながら思いを共有し、対話していく場としてオンラインサロンを開設しました。正解の無い時代を生きる私たちの日常を、自らの頭で考え、自らの手で動かすために。情報交換の場、対話の舞台としてご活用ください。すでに読後の感想もお寄せいただいています。
【揺れて歩く人々の対話テーブル】
https://www.facebook.com/groups/yuretearuku/
また、問いかけや議論をネットラジオで配信してまいります。
【揺れて歩くラジオ】第2、第4金曜日 20:00〜21:00
https://www.facebook.com/shimitetsu.nagayan.mousouRadio/
【ユレテアルキスト・リレーコラム】
#02 「STAY HOMEのお供に」永山由高
私の住む湯之元温泉では、幸せの黄色いハンカチならぬ、「窓辺にユノモトサンスケを飾ろう」運動がはじまりました。町の電気屋さん、お惣菜屋さん、ガソリンスタンド、病院などなど、いろんなところの窓際にご当地非公認キャラクター「湯之元サンスケ」を飾る動きです。単なる装飾なのですが、これが散歩中に町を見渡すときのゲームになっていて、すごく楽しいのです。
とかく運動不足になりがちな外出自粛期間が続いていますが、適切な社会的距離を取りながら、散歩を楽しむことは禁止されていません。私は朝と昼の2回、30分ほどの散歩時間が息抜きとリラックスの時間になっています。
みなさんはどんな風にSTAY HOMEを楽しんでいますか?
*「ユレテアルキスト・リレーコラム」は「揺れて歩く」ファン、読者のみなさんのコラムを紹介してまいります。寄稿歓迎!
【しみてつコラム】
母を呼ぶ笛
母を待つや
笛の調べは早春譜
祈りのごとく路地を流るる*
黄昏時、ある家の前を通りかかるとリコーダーのたどたどしい音が漏れ聞こえてきた。その家の小学生が練習しているのだろう。同じ場所で必ずつまずく。そうしてそこを繰り返し練習する。その家は母親が働きに出ていて、まだ帰っていないはずだ。母親の帰りを待ちながら練習しているのだろう。上手く吹けるようになったら帰った母親に、ほら、ちゃんと吹けるからね。そう言って胸を張るに違いない。その時の母親の笑顔を想いながら、その子は練習しているのだ。
小さな路地の中の音の断片に、親と子の心を通わせる風景を思い描く。季節が春というだけではなく、言葉の向こうに立ち上がる風景があたたかい。子の吹く笛の音には、春を呼ぶ祈りよりも母親の早い帰りへの祈りが強く込められているように思える。
作者は決して長くそこにいたわけではないだろう。一瞬の出来事に心を揺さぶられたのだ。それを素直に詠んだ。素直さが力となって読む者の心をさらに揺さぶるのだ。逢ったこともないその子の笑顔が想い浮かぶ。
いま、僕らは目に見えない困難に阻まれて逢いたい人にも逢えないでいる。行きたい場所にも行けないでいる。だけどこの歌は教えてくれている。逢いたい人のことを想い、行きたい場所のことを想えば、目の前にその人、その場所が現れる。想いさえあれば、いつでも逢えるし、いつでも行ける。
作者清水千鶴はこれを「つながる想い」と言う。「そういう想いを持てる人間というのはすごい生きもんやで」と。僕はいまこの時、つながる想いを強く持ちたいと思う。
*清水千鶴第一歌集「日々訥々」より
★「揺れて歩く」絶賛発売中!
「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」は、そろそろ流通に乗る時期ですが、全国どこの書店の売り場にも並ぶわけではありません。発行部数の関係で、大手書店を中心とした取扱になります。でも本屋さんならどこでも注文、取り寄せが可能です。お住まいの近くに本屋さんがあれば、ぜひ取り寄せをご依頼ください。
なかったり、営業自粛で閉まっていたりするときは以下のサイトからもご購入いただけます。どうぞご利用ください。
エディション・エフのブックショップ
https://editionf.thebase.in/items/27544027
「しみてつ応援団」の販売サイト
https://interearth.jp/product/yuretearuku
清水哲男事務所のBook Shop
https://shop.office432.jp/
Amazon
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4909819088
「揺れて歩く ある夫婦の一六六日」概要
頁数:192p
体裁:B5変形横型(182mm×210mm)
ISBN:978-4909819086
2020年4月15日 初版発行
価格:2420円(本体2200円+税)
最後までおつきあいありがとうございました。
本メールマガジンは原則毎月2回第1週、第3週にお届けいたします。
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発行:揺れて歩くニュース編集室
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