「世の中に最も度し難いものは他人ではない この私」
これ浄土真宗の宗祖親鸞の言葉だそうです。ぼくは宗教に微塵も興味はないし、一般的にいう信仰などというものもほとんど持ち合わせていません。でも時々ねこういう言葉に出くわすと、ああなるほどねと思ってしまうこともあります。これって英語に訳すと
The most hopless person in tha world to be saved is not someone elseーit is I!
となるそうです。これって、日本の政治家の先生たちや、世界中の政治家や我こそはリーダーだと思ってる人にそっと伝えてあげたいなと思いますよ。人って、ついつい自分は正しい、賢いなどと思ってしまうものですものね。そういうぼくこそ気をつけないとと自分を戒める清水哲男です。
INDEX
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Prof. 田川文彦の揺れる音楽道
Ascension,he given name
「Ascension,he given name」https://soundcloud.com/yurete_aruku/the-given-name
「揺れて歩く」もう一方の当事者、母清水千鶴が他界した。ようやく宇宙のどこかで会いたくて仕方のなかった父と邂逅を果たしたことだろう。穏やかな、眠るような最期だった。生きることを楽しみ、自分が逝くことさえ楽しみにする、そんな晩年だった。これからもふたりで、この広い宇宙を揺れて歩き続けることだろう。
清水哲男写真集「揺れて歩く」サウンドトラック https://soundcloud.com/yurete_aruku
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しみてつコラム「物語のある風景」
日曜日の朝だった。カメラをぶら下げて散歩に出た。
目の前を親子が歩いている。男の子は2歳くらいだろうか。頼りない足取りだが、父親をリードするかのように前に進む。理由はなかったが後をついていくことにした。大きな通りを渡ったところで、男の子がパタっと転んだ。思わずシャッターを切った。男の子はうつ伏せに転んだまま両の掌を顔に当ててじっとしていた。泣き出すのじゃないだろうかとファインダー越しにみていたが、父親が手を差し伸べるとすくっと立ち上がった。ふと短い物語が思い浮かんだ。
日曜日の朝、父さんと二人で出かけた。父さんがお城御門を見に行こうって誘ってくれたんだ。お家からお城までは、ぼくの足でもそう遠くはない。大きな通りを二つ越えたあたりだ。でも、頑張って歩かないとダメだけどね。
ひとつ目の通りを越えたところで、よそ見して歩いていてなにかにつまずいてこけちゃった。泣きそうになるくらい痛かった。父さんはしゃがみ込んで「ほら」とぼくの手を取ってくれた。前に母さんと出かけて転んだ時、母さんは「気をつけなさいって言ったでしょ!」とまるで叱るように言った。それを聞いて、泣きたくなかったのに泣いちゃった。今日の方がずっと痛かったのに、泣かなかったし、笑って立ち上がれた。
母さんはいま、ぼくの弟か妹を産みにおばあちゃんのところにいっている。ぼくは弟がいいなと思っているんだけど、父さんはどちらでもいいって言っている。でもぼくは弟がいいんだ。
母さんといっしょに弟が帰ってきたら、そうしてぼくの目の前で転んだら、今日の父さんみたいにそっと手を取ってやろう。「ほら」って。
そんな物語が見える風景だった。
どんなに小さくても誰もが心の中に、自分だけの物語を持っている。そんなことを思った。
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揺れて歩く人々の問い vol.49
テーマ:死ぬ前にここだけは行っておきたいという所はありますか?
テーマ:死ぬまでにここだけは行っておきたいという場所はありますか?
全国旅行支援でなんだか気持ちがわさわさしてますね。せっかく安くなるんだからどこかに行かないとって、誰でもちょっと思っちゃいますよね。なんだかみんな物見遊山チックに、とりあえず乗り遅れずに行っとこうみたいな感じですね。そこでおたずねです。全国旅行支援なんて使えなくても、死ぬまでにここだけは行っておきたいという場所はありますか?その場所と理由を教えてください。
詳しくはこちらから
https://www.facebook.com/groups/1651099238372682/posts/2483371561812108
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I.Mさん
エルミタージュ美術館に行きたいです!収蔵されている美術品は勿論の事、エカチェリーナの宮殿、建物自体もみたいからです。しかし、現状は戦争止めない限り無理ですね。
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